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0650 羽田博士史学論文集 : vol.2
羽田博士史学論文集 : vol.2 / Page 650 (Color Image)

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doi: 10.20676/00000267
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て果して満足に寫つて居るか否かを驗べなければならぬ、これにも是非吾々が毎夜寫眞店に出かけて、々水から上げて検査しなければならぬ、此等の仕事の中、最も厄介なのはこの暗室に籠つて、引切りなしに迫られて來る枠の原板を外して、新たなる乾板に入れ替へ、且つそれ〳〵仕分けをして置く役であるが、寫眞師一人は當理にも撮影係にまかせなければならぬ。常然の運命として暗室入りと暗室さとを兼ねて、宮殿の番人から宿舎に居下する惨担さは今尚忘れ得ない、=外に出ると暫くは眼も明けられない。当時博士と同行して同じ音等に居られた富岡桃花氏から碑名を貰いに至ったは結附けの役はまた當然博士に頼らなければならぬ、四月上旬の奉天では地下三十はまだ氷結して居る。時には吹雪の襲附けの役はまた當然博士に頼らなければならぬ、四月上旬の奉天では地下三十はまだ氷結して居る。時には吹雪の襲附けの脇み込んで行かれる脊敬と感謝の念に打たれるの度ごとに値に開かれる暗室の戸の隙から覗ふたびに、嗚咽することにこそ、かうなると帖附けの方はるかでもないことである。から、寒さに細曲を纏うても尚は十くさい空氣と共にヒシヒシとガランドの宮殿と通つて來る。一枚と寫眞の進みに従って、厚い外套を纏うても尚は十くさい空氣と共にヒシヒシとガランドの宮殿と通つて來る。一枚と取枠送り込みであった。その中一日余は風邪に冒され、博士目から暗室を休まなければならぬことになつた。その日宿舎かじめ順序を定め、撮影係は腰の痛みをさすりながら、それでも元気好く、今日はお蔭で好い体験をしたとのみ言うて帰って來られた博士は、腰の痛みをさすりながら、それでも元気好く、今日はお蔭で好い体験をしたとのみ言うて居られた。かくて、一日五百枚にも及ぶ寫眞をするやうな日が一旬あまり続けられ、乍も角もこれらの二葢三萬餘枚を寫眞して将來することが出來た。今日我が東洋史研究室に存置されてあるのがそれである。足掛のニハゼをか