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0715 羽田博士史学論文集 : vol.2
羽田博士史学論文集 : vol.2 / Page 715 (Color Image)

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doi: 10.20676/00000267
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る躑躅来迎圖などはその一つである。

帝室博物館エルミタージュ

露都で博物館として最も名高いものといへば勿論帝室エルミタージュを挙げねばならぬ、皇城冬宮に接して南は長者町通り北は大ネワの河に臨みクラシック風の縦然たる建築は先づ表側の門に於て人を驚かすものがある、通から見上げると幾級の高い石の闇段の上にバルコンを支へて居る十體の巨軸とが我が雛の倍もありさうな鷲人を脚下にして作られたもので、今も太子の御殿と館を通ずる橋は一七六五年女帝カザリン二世の時に冬宮に接して作られた寶物倉が基となったもので、其の後一七七五年に増築せられ、更に一八四〇年から一八五二年に長い間にかけて露西亜帝室のニコラス一世陛下の登覧と富力とによて改築されたものである、従がって此の中に歳せられてあるものは長い間にかけて集められたあの驚ろく可き蒐集の積類、點數の豊富なこと、また品質の優秀なことは一見したものヽ等しく驚嘆する所である。

絵 画 と 貨 幣

自分は今此等の陳列品の中の有名なものを點數へたヽ、案内記のまづい瞧眞をやりたくはない、たゞ南はエジプト、アスシリヤの遺品から北はシベリヤ地方のものに至る迄、廣くまた豊富に集められたあの驚ろく可き蒐集の

六五一

アレキサンダー三世博物館