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0723 羽田博士史学論文集 : vol.2
羽田博士史学論文集 : vol.2 / Page 723 (Color Image)

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doi: 10.20676/00000267
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ら、大袈裟に驚異の風を示して、日本の兵は然く未馴染の普速をぶかとしやれてかゝる。訕罵はならぬ、ホテル・ボガ
リアといふのに泊る。部屋から眺めるとウイン以来馴染の王宮は揺げて、並木通り一つを隔て、相変
らず音も無く洋々と流れる。河の向は翠の色が濃ふ。古い歴史の色を帯びた幾筋の華麗な橋梁で
で、之を取り巻く坡塢にも、此の丘と比水とを骨組にして築き上げられたブダ・ペストの市は、それ自身一つの美術品とも見
連絡されて居る。

欧洲語國遊歴の間には、人工の美を加へた都市は幾つも見たが、かく自然の配合の妙を得た都市は無い様に
思ふ。たゞかく自然の儚り成した都にも、自分の縁の猛威な暴きは少しも容赦無く迫つて来て、日没後にも一面に舗きめ
た燒け石の放射する熱は依然として猛烈で、七十年目の中には居ぬ居ぬので、Tさんと一緒に洋と流るゝ水もまるきり涸の様で、
薇風すらも起し難ぬのが恨めしい。前後して歩いて居る人々の語る言葉には、迚も部最の外に、
聞き馴れた英佛獨伊などの音楽もあれば、露西亜語もある。かうして中にもTさんが自分との変り方は、著しいと見えて、牛町四方位の廣場があ
利語は無論のこと、トルコ語に逃げ出して居るかと思はれる。宿から僅か、一町許り此の河岸通りを上つた處に、
暴風を是等の諸君の注意を目標となる。此の河岸に逃げ出して居るかと思はれる。宿から僅か、一町許り此の河岸通りを上つた處に、
絶えず是等の諸君の注意を目標となる。此の河岸に逃げ出して居るかと思はれる。宿から僅か、一町許り此の河岸通りを上つた處に、
つて、其の一方には料理店が並んで居る。夕食を認める爲にそこに入つて行く。

何牙利の夏の旅

六五九