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『東洋文庫所蔵』貴重書デジタルアーカイブ

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0059 伊犂紀行 : vol.2
伊犂紀行 : vol.2
伊犂紀行 : vol.2 / 59 ページ(白黒高解像度画像)

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doi: 10.20676/00000279
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大戈壁

遠く満洲三省の境上まで連亘せり。故に之を併せ算するときは東経約七十六度
より約百三十六度に延亘し約三十六度に連宜せり。
東西に長く南北に短し。其のものは多く天山の南路に在り。
東省の沙漠其の大なるを大〓
戈壁又は巨里木沙漠と稱し西は巴密爾高原に至り東は羅布濼爾に至るまで約四百
五十里に亘り北は天山を以て囲まれ其の高山腹に一萬尺以上一萬五千尺に及び其の
三面は嶮々たる高山は實に二萬五千尺の高峯に達せり。此の如き高々戈壁及び氷
内蓋々群を拔くの峯實に二萬五千尺の高峯に達せり。此の如き高々戈壁及び氷
河より流下する無數の河川は靈々に塔里木の大河に併呑せられ大湖水を湛へ伏流と爲りて地下に其
部を貫流して東して羅布濼爾に注ぎ漾々たる大湖水を湛へ伏流と爲りて地下に其
の蹤跡を失す。

羅布濼爾の東に在るを瑪〓戈壁其東なるを噶〓順沙磧蜜と土魯蕃間に在るを
白龍堆阿克蘇の東に在るを滴水崖峙什噶爾葉爾羌沙河間に灰まる〓を伯斯罕沙を
磧と稱す。以上は南路に在り。
北路には烏魯木齊の北方に古爾班通古特沙地あ

天山南路
の沙漠沙
漠路の沙

一五五
第一章 地勢