国立情報学研究所 - ディジタル・シルクロード・プロジェクト
『東洋文庫所蔵』貴重書デジタルアーカイブ

> > > >
カラー New!IIIFカラー高解像度 白黒高解像度 PDF   日本語 English
0104 伊犂紀行 : vol.2
伊犂紀行 : vol.2
伊犂紀行 : vol.2 / 104 ページ(白黒高解像度画像)

New!引用情報

doi: 10.20676/00000279
引用形式選択: Chicago | APA | Harvard | IEEE

OCR読み取り結果

祖先に塞
種族

月氏とな
り烏孫と
なる

大陸を震動せしめ、遠く我國にまで來寇せしことある、は何人も疾く熟知する所と
す。彼の有名なる奇傑成吉思汗は實に此の種族より出でたるなり。
彼等の出所即ち最古の本源地は未だ何處なるかを審かにせずと雖も惟ふに其
の祖先の塞種族(種族に響あり)塞にして、一たひ月氏國民或は烏孫國民と爲りた
るもの如し漢書西域傳に、
塞種分散して往々成域國自疏勒今の略什噶爾以北体留着故塞種也
と在るに觀ても、又塞國の分散して或は月氏國と爲り或は烏孫國と爲りたるを察
するに難からず。又露國のクルバッキン氏著略什噶爾誌に、
當時は月氏超えて印度谷間に出で其の一部は天山を北に越えて伊犂の谷間に入り
一部族と混和せり
と又佛國の月氏部族の伊犂谷間に入りたる者は即ち吐蕃屈特に歸服
と其の傳教師ユグ氏の説に、『月氏の伊犂谷間に入りし者は所謂常時孫國たるの伊犂に歸
なり』と其の東土耳機斯坦に留りたる者は即ち回部に歸したる者なり。又或る
したる者其の東土耳機斯坦に留りたる者は即ち回部に歸したる者なり。又或る

六八