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0119 伊犂紀行 : vol.2
伊犂紀行 : vol.2 / Page 119 (Grayscale High Resolution Image)

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doi: 10.20676/00000279
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年漸く平定するに至りたり。當時彼等の勇武及戰略に就き稱觀るに足るもの少
しとせず。知らず其貌を以て現今の東干將た其種族の意氣ありや。
今此の種族の狀貌を以て、他の土耳其種族に比較すれば大體同族と異ならざ
も稱吉爾幾思者くは蒙古族に根據とする所あるも唯かれ等祖先以來の子孫と爲し或は
土耳其の種族と矜す。是に於てか或は回鶻の子孫と爲し或は
單に一面より見たる結果に過ぎす。

六 哈薩克

哈薩克は土耳其人種にウズベックズラブ人種を混血し蒙古族と深き關係を有
す。要するに彼等は俺と蒙古族より分れたるもの、如く宗教は一般に回々教を
奉せり。
蒙古の一支族たる北何奴の漢に滅ばさるゝや其の過半は降服し他は遠く西北
に奔り一時異海の濱に留りて後中央亞細亞の間に突厥國と爲りへ露國の南方所謂
二派に分れ西突厥は波斯を略し其の一部族は突厥可薩部と稱へ露國の南方所謂
露西亞平原の中樞ドウヂープル河邊に至りて游牧しヌ條の一部は黠戛斯族と混

第三章 住民
八三