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0122 伊犂紀行 : vol.2
伊犂紀行 : vol.2 / Page 122 (Grayscale High Resolution Image)

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doi: 10.20676/00000279
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地誌之部

露國が廣大なる西比利亞を侵略拓殖し得たるはハサクに負ふ所少なからざる
べし。露國が然りハサク等を殘忍暴虐しかを知るに足らん。露國の貢献となりしに徴するも如何
に露國が廣く彼等を撫綏収する約三十萬のハサクは即ちドンヲォルガの
現時天山北路の山野に游たりしものなり。今其の所以を査するに彼等は露國の同宗相
ハサク中より脱離し來たりしものなり。其面は平たく耳つ
敬干渉と租税徴収とに對して不快の盛に堪へ東に向ひ西伯利に遊收したりしが
率次支那北境に來りて吉爾幾思に帰属し水草を追ふて清廷の寛大なるに服從したるなり。
漸くして新疆西北方の水草豐富なるに加へて清廷の寛大なるに服從したるなり。
斯くひて年々投來する者陸続相踵ぎ従て其の子孫漸次繁殖して、現今の如き
を妨げざるに因り其の故鄕ドンヲォルガのハサクは皆之を聞き傳へ、先到の同胞
人口とは爲り、鳥々ぬ。

廣くハサク骨少しく秀で細日隆準顔色淡黒眉張りて威風を存す。
ハサクは肥滿長身の者多し。其面は平たく耳つ