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『東洋文庫所蔵』貴重書デジタルアーカイブ

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0129 伊犂紀行 : vol.2
伊犂紀行 : vol.2
伊犂紀行 : vol.2 / 129 ページ(白黒高解像度画像)

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doi: 10.20676/00000279
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も亦自ら異なるとす。
新疆の住民には哈薩克蒙古族纏頭回漢人の六人種なるも若し精細に區
せば一種族の内には尚は幾多の雜種族混交せり。又其の生活狀態を觀察する
ときは或は四時水草を逐ふて游牧する種族あり。或は幾多の雜種族混交せり。又其の生活狀態を觀察する
ときは或は四時水草を逐ふて游牧する種族あり。或は幾多
ら農業に從事する種族あり。耕收農業の民族あれば都市に土着して商工業人
ありて大抵其の類を以て部落せり。又宗教の如き哈薩克纏頭回漢回の如き回
々敎徒あれば蒙古族の如き喇嘛敎徒あり。斯の如き各樣の種事社會先來の遺風
同志の交際にのみ多く他種族との交徒は極めて少なし。而も哈薩克族社會は概
を墨守して世間と推移するを知らず。敎育を振興と懸けて知識萬西交明の潮流に近
せすることは稀なり。加ふるに四圍山岳の險は自然に世間と智識氣風は依然進化の氣運に向はす。
接する其の衣食住等の風俗習慣は各種族の人情氣風は依然進化の氣運に向はす。
隣て其の各種族の人情氣象風俗習慣の梗概を左に記載せんとす。
今其の各種族の人情氣象風俗習慣の梗概を左に記載せんとす。

第四章 風俗

九三