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0153 伊犂紀行 : vol.2
伊犂紀行 : vol.2 / Page 153 (Grayscale High Resolution Image)

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doi: 10.20676/00000279
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郷黨又之を稱揚す。且つ許嫁の婦にして其夫死するときは一生獨身にて終り父母再嫁を勸むるも肯んせす。斯の如く或意味に於ては貧に賞すべき風あるも盧せしめ以て族長の榮を得るを誇るものありと云ふ。又婚儀は費用の多きを競ひ中外に誇るの風あるは支那一般の風習とす。

第七節 家 庭

 鄕頭囘は數妻を娶るの風あるも貧者は一妻に甘せり。故に家庭は單純とす。
 然れども稍富む者は二妻より三四妻を有し數妻中長妻一人ありて家事を總理し
 傍妻及家内の子女皆之に隷屬す。
  哈薩克と妻子
  鄕頭囘と妻子
 哈薩克及家族は同部人よりも甚し。戸主は時々家内の若干妻主を長に證し自らは富む者は妻妾合せて十除人を有する故十里外に分散することも屢々有り。然れども冬籠の時に至りては率ゐて逐く數十里外に分散することと屢れ有り。是等部族の家庭に於て若し本夫死するときは其の妻は皆亡夫

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