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『東洋文庫所蔵』貴重書デジタルアーカイブ

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0188 伊犂紀行 : vol.2
伊犂紀行 : vol.2
伊犂紀行 : vol.2 / 188 ページ(白黒高解像度画像)

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doi: 10.20676/00000279
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OCR読み取り結果

地誌之部

蒙古族に
及ぼす感
化力

什器悉く此語を記せさるは無し。此語は實に
喇嘛数の骨髓經典の根元にして、一たび唱ふれば萬言の經典を通誦せしと同一樣
に哀厄を免れ成佛の喇嘛数を信することを極めて厚く子弟の出家する者は在家する
者よりも喜捨金。西藏人蒙古族に頼る喇薩府に於ける年々幾多の廟宇共に壯麗を極むる金額は、一
に蒙古の熱心や長跪して達するは千里を遠しとせす拉薩寺へ寄贈を費し漸く拉
薩宮殿に光栄を表し千百金を献ずる客も更に甚しきに至つては家財を貢却れば、一
生の如くして家に鑑着し行々食をまずひに参詣して其の金銀を喜捨して復た金
銀に換へ之を朝山に仰伏し献喜活佛と稱へ親近皆口を極めて賛美す。信者の金銀を佛寺
初の高僧に帰るとき地に匍伏し朝活佛と稱へ親近皆口を極めて賛美す。信者の金銀を佛寺
僧侶に喜捨し冥福を祈るの盛なる喇嘛教徒の如きは稀服すべし。

西藏以外中央亞細亞一帶の地を風靡せる喇嘛教徒の如きは稀にして如何なる感化を人

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