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『東洋文庫所蔵』貴重書デジタルアーカイブ

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0204 伊犂紀行 : vol.2
伊犂紀行 : vol.2
伊犂紀行 : vol.2 / 204 ページ(白黒高解像度画像)

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doi: 10.20676/00000279
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地誌之部

一六四

西暦九百六十六年卽ち宋の太祖の時〔乾德〕
ト敎を奉ぜしかば民之に倣ふ者甚だ多く後ち布格拉兵を率ねて土機斯坦を征
し其國民の廉と窩りし者を天山南路に居らしむ。然れども後ち大牛を釋しサマ
ルカンドに歸らしめ自餘は天山南路及甘肅省等に住居せしめたり。眞千人は所
謂其の遺族とす。

其後二百年有名なる成吉思汗與り波斯土耳其を統一し其徒を率ねて東に移り、
支那を攻め甘三省に居る。是より敎多く新疆部に行はれ其徒皆マホメット敎を奉じ、
留まりて阿都喇番に來て吐魯番に四布都阿布特三を窖伊特七は天死し八を伊瑪業勒阿克蘇に九を瑪哈
の阿都喇汗の子九人長を東に行はれ次で明末と窩り其
兒尤蘇勒に居て各宣敎使も威あり。これを回部に會長ある始とす。現今南路
獸特蘇勒に嗚哈密に六を沙汗庫車に七は天死し八を伊瑪業勒阿克蘇に九を瑪哈
喇且其和獸勒に嗚什哈密に居て各宣敎使も威あり。これを回部に會長ある始とす。現今南路
ト喇伊木和闡に嗚什哈密に居て各宣敎使も威あり。これを回部に會長ある始とす。現今南路
自立して派軍巴爾〔の回語天使〕と稱す。これを回部に會長ある始とす。現今南路
以上八子中瑪哈默特蘇勒且最も威あり。これを回部に會長ある始とす。現今南路
喀什噶爾の會長窩涸の裔を遞ひ