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0213 伊犂紀行 : vol.2
伊犂紀行 : vol.2 / Page 213 (Grayscale High Resolution Image)

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doi: 10.20676/00000279
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とす。思ふて此に至れば、豈に寒心せざるべけんや。

又新疆住民の大部分を占むる回々教徒は之を喇嘛教徒に比すれば弊害少なき
は前述の如し。其他彼れの點より觀察するも回教徒は喇嘛教徒に優ること萬々
なり。同じく遊牧民たる哈薩克は蒙古族よりは義に富み識を知り濶辯あり團結
心あり騎乗に巧みなり。殊に纏頭回族は蒙古族に優秀にして其道を得ば將
牧商工の人民たる何れをも解し勤勉有能なるはあり。之を誘導啓發するに
來有望の人民たる圓結心の鞏固なる帝王と仰ざ居る一事は聊か注意を拂ふべきものに
殊に彼等が土耳其帝を護法の歷史に徵して明かなり。唯彼等が
今日に於て土耳其帝を護法の歷史に徵して明かなり。唯彼等が
非ざる無きや。

子は旅行中屢次の如き言を耳にしたり。彼等曰く、
我々の帝王と仰げる土耳其帝は、大日本皇帝陛下と極めて親善なることを
聞き夷心嘗に欣喜に堪えす。嘗て我同胞たる土耳其人の日本に流せし際
州軍沖艦ニルを敵助して慰撫至らざる云々都日本人は之を敵助して慰撫至らざる

第五章 宗教

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