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『東洋文庫所蔵』貴重書デジタルアーカイブ

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0232 伊犂紀行 : vol.2
伊犂紀行 : vol.2
伊犂紀行 : vol.2 / 232 ページ(白黒高解像度画像)

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doi: 10.20676/00000279
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洵附近にを産出す。

硝石は各鹹湖に産出し石膏は吐魯番烏魯木齊街道及拜城の鹽水
是等事甚だ小なるが如きも輸出の途を開かば一大財源た
るべし。

五 鹽業

一九二

鹽の人生に必要なる言を俟たす。故に大凡鹽とし云へば何人も必らす海を聯想するものなるが千里を隔離せる山間に於ては鹽の供給則は意外にも困難なるべし。而して新疆の如き海岸數百形の章に於て述べつゝ在り。天の配剤は非常に吾人海国民の夢想せざる殆ど無代價の供給せられ始めに既に地

鹽多く地を穿てば山野湖畔に如く鹽水湧出し湖河も亦始んど鹽水ならざるは無きが如し。即ち沙漠中には藏山中には石故に庭前にも路傍にも山に之を見ざるはなしと阿克蘇の鹽は到處の供給せらるゝ處の品質の佳良なるは

東北三日路の山中の産にして其他巴里坤烏魯木齊西湖の鹽池庫車吐魯番等よ
産出するものの名あり。