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0243 伊犂紀行 : vol.2
伊犂紀行 : vol.2 / Page 243 (Grayscale High Resolution Image)

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doi: 10.20676/00000279
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南北路
に於ける
牧畜に
者の比

種類

牧者と家


 新疆は地域廣大草原多くして動物の生育に適す。住民の四分の一は牧畜を専
業とする所謂游牧民にて其他土着の人民も亦概ね牧畜を副業とせり。然れども
南北兩路に何れか最も牧畜盛んならやと云はゞ南路は北路に若かざること殊に甚
し南北路は蒙古族と哈薩克哈喀什麿爾等一體に游牧するに反し南路は著勒都斯河谷に住む吐爾
く北路は烏驢牛什鳴克等の山地にして其内布魯特族の游牧する者有れ土人大部
家畜は馬驢牛羊駱駝鷄家にして最多生産を羊とす。是れ
の常食品たるに因り。次は牛馬次に駱驝とす。唯家は漢滿人のみの食用に
係り他家畜需用なきに因り。次は牛馬次に駱驝とす。唯家は漢滿人のみの食用に
一人にて牧養し得る家畜の数は羊は五百頭馬牛駱は五十頭を以て最大限とす
平坦廣濶の草原に數萬の家畜を放牧し牧者何れも馬或は牛に跨り二三頭の犬を
助手として馳驅指導する樣宛然操縦を見るの觀あり。 牧者は早朝家畜の先頭に

一〇三

第七章 産業