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0255 伊犂紀行 : vol.2
伊犂紀行 : vol.2 / Page 255 (Grayscale High Resolution Image)

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doi: 10.20676/00000279
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キャの山間より、其の去るも亦同一の迂路を取ると云ふ。
ふものなり、其の去るも亦同一の迂路を取ると云ふ。
和闐の近傍に迂回し温暖なる原野を過ぎ塔里木及羅布淖爾に向
鴎鷹の類に游東西なる一種の鳥あり。土人は之を馴らして他の鳥類を獲す。
其の大なるものは能く狐兎を攫すと云ふ。能く人に馴れ常に庭院に集りて飛鳴
し樹鶏は其の羽毛黒く大さ鳩に似たり。
壓油鳥は其の羽毛以て之を捫めば後孔より油脂を脱出す。故に此に名あり。
す。人若し手を以て鸚鵡の如く土人は其の羽毛にて羽扇を造る。肉亦佳なり。
毛色美にして鸚鵡の如く野生の鳥眼多しと雖孔も之を捕獲する獵夫少なし。然り少數の
以上述べし如く毎年外圓に輸出する價格實に莫大なりとす。
獵夫にてすら尚は如何は前途有望なり。好獵家空しく内地に蹄踏せんより宜しく
新疆の特獵界や狩質に前途有望なり。
進んで遠征を試みては如何。
家禽も亦頗る有望なり。然るに土人は自然に放任し敢て改良を加へ之を増殖
せんとするもの少なきは要するに交通不便にして輸出の途開けざるに原因すべ
し。

第七章 塵業

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