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『東洋文庫所蔵』貴重書デジタルアーカイブ

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0039 伊犂紀行 : vol.2
伊犂紀行 : vol.2
伊犂紀行 : vol.2 / 39 ページ(カラー画像)

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doi: 10.20676/00000279
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OCR読み取り結果

るに隣ひ片麻岩緑泥片岩灰岩と竊り次で赤土或は化土にて被はれ上に草木の
生するを見る其の最も下りて高山の脚麓と蕊る部分は波狀形に起伏し大小無數
の堅河盆の山中には其間水草豐富好個の牧場茂生せたり。
の低谷地を成形して其間水草豐富好個の牧場茂生せたり。
は稀に樹林を見るのみ思ふに古來土人溫伐の結果山陰の溪谷中には草木を見す。又鑛
發の氣運に向はす。所謂天然の寶庫なるが都克士山に連繋する諸高嶺の總
鉛石炭石膏石鹽等を歲し所謂天然の寶庫なるが都克士山に連繋する諸高嶺の總

      二

慈嶺山脈 とは即阿賴山より起りて南に奔り興 克士山に連繋する諸高嶺の總
稱にして是等一體の山脈は延長約七九里幅六七里を有し山邊の地勢一般に高
騰し海を拔くこと約一萬二千乃至一萬四千尺に達す土人は之を巴密㕔と稱し賦
人は此部を稱して地球の屋脊も早く世界に知られた
るは往昔唐僧玄奘及伊太利人マルコポール等の通過して各其の聞見を傳へたる

第一章 地勢                              五