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『東洋文庫所蔵』貴重書デジタルアーカイブ

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0083 伊犂紀行 : vol.2
伊犂紀行 : vol.2
伊犂紀行 : vol.2 / 83 ページ(カラー画像)

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doi: 10.20676/00000279
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て步一步日一日峠に向て行程を進むるに隨ひ身の高山中にあるを忘れし道路の
綏なること恰も每日平地を騎行すると異ならす。漸く嶺頂に達するに及び始
の目測近きが如くにして實は距離なき傾斜の緩々一驚を喫したり。且つ其
其の分水嶺を窓に放流し斯の如く堤防等人工物の妨害なきに因り

其の河

河川は各廣濶なる地域を窓に放流し散々里餘に亙ること大河の
水幅狹小なるに比し通常濶潤にして附近一帶蘆葦茂生し高さ丈餘に及び竊めに展
外は通常徒渉に得べしとす。湖澤の在る所は通常濶潤にならす。路外の通過は不可能の地多く普通の道路

其の湖澤

望を妨げらるること森林に異ならす。此の如き難過の
湖澤深く通過至難の商所少なからす。
も雪解の期節には泥濘深し往々人畜を害す(右書なし)
土地には狐狸虎等の地形は千篇一律にして沙磧鹹土地と爲りを通過し了れば蘆葦密生の沼澤
要するに之を過ぐれば紅柳又は梧桐の叢生する沼澤を通過すれば楊
地と爲り之を過ぐれば新疆の住民地耕地と爲る。然らざれば沙丘岡阜又は水草に富む牧場なり
柳の鬱々たる住民地耕地と爲る。然らざれば沙丘岡阜又は水草に富む牧場なり楊

第一章 地勢