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0102 伊犂紀行 : vol.2
伊犂紀行 : vol.2 / Page 102 (Color Image)

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doi: 10.20676/00000279
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後ち突厥種族の爲めに漸く西に逐はれ或は半ば之と混合したるものならん。
と根據ある説に應ずるは少しく杜撰の説たるを免れざらんか。極めて正確に調査せ
なりと断する如きは唯吐魯番以西の土民をして悉く大食人即ち波斯人
ば大食人は其の七分を有し三分は他の人種混和し居るならん。

又歐洲人の唱ふる一説に據れば、
東土耳斯坦即ち天山南略の人民は混変せる人種より成れり。支那の歴史上
及地理上より攻究する佛教の未だ此地に入らざる人種は阿富汗波斯等と同
じくアリアン人種なりしこと疑ひ無し。現に東土耳其斯坦の一部の人種は波斯
人の苗裔にして其のカルチャスの一族たるは亦ふべ
からざる性質爽快正直なり。其の容貌は峡谷に棲息する祖先の固有の風俗を遵守し太陽並に火焔を崇め
厳しき事能く拘らず罪て部落を改むる無し。葉爾羌河の
又他種族人と雜居するにも

上流に在りては今尚ほく波斯語を説話する中哈密及
と盖し南路の顯回其の他住民の言語は總て喀什噶爾語にして其の中哈密及

断案