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『東洋文庫所蔵』貴重書デジタルアーカイブ

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0116 伊犂紀行 : vol.2
伊犂紀行 : vol.2
伊犂紀行 : vol.2 / 116 ページ(カラー画像)

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doi: 10.20676/00000279
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及天山南北路者くは南方亞細亞土耳其國に分布して彼の猃狁鬻犹匈奴柔然突厥
點蔓斯囘鶻等の稱を得しは此種族なり。
元來中央亞の歴史は錯雑して所謂モンゴリアン人種の移動の径路等明瞭な
らざるも其の有り。殊に猃狁鬻犹はモンゴリアン人種の一種たる土耳其族に
確かなるも且つ中央亞細亞各國を侵略したるは歴史上著名のものにして早く
秦及漢の宣帝の代亞細亞二派に分れて南北に寇す。南匈奴は歴史の章帝の破る所となりて其
匈奴は漢の裏海の濱に遁れ久く邊境に寇せしも達し隋唐の代支那南北朝の頃以来
に帰服し遠く突厥國を興したり。其の勢を復し突厥國は世々亞爾泰山の南に在りて柔然に属したりしも支那南北朝の頃より一時其の領土は東滿洲よ
是なり。突厥は世々亞爾泰山の南に在りて柔然に属したりしも支那南北朝の頃より一時其の領土は東滿洲よ
り西阿羅闡海に連り北は貝加爾湖黑蔓斯等の各國を侵略し一時其の領土は東滿洲より西阿羅闡海に連り北は貝加爾湖を包みて南は遠く青海を併せたるに来た幾な

突厥の興
匈奴の蹇