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0123 伊犂紀行 : vol.2
伊犂紀行 : vol.2 / Page 123 (Color Image)

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doi: 10.20676/00000279
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女子は色白く額頬豊満顔邊淡紅色を呈し蛸目秀明麗容ある者少なからす。之
をドンウォルがる哈薩克に比すれば肉色の點に於て少しく異なる所あり。惟之
に彼等新疆に來たる後他種族と混血したると、談話に於て多少氣風士の異なるを覺えたり。蓋
し彼等の言語文字は纏頭回に同しきも、彼等の言語文字の纏頭回と同一なるは同宗なる篤の自然接觸の頻繁なりしに
因らん。
性質は極めて素朴にして、之に接すれば恰も仙人と變はるの感あり。彼等は年
月を知らす自己の年齢を辨せすも遠近を解せす全く數理的觀念を闕如
せり。然れども他種族の金及す、からさるに在り。遊技としては競馬術あるのみにて其の巧
妙なること他種族の金及すべからざるに在り。遊技としては競馬術あるのみにて其の巧
一たび驅を揚げて馳驅するや鳥の空中を飛行するが如く地の險夷は更に眼中
に置かざるなり。漢人は彼等を評して人を以て馬に膠着したるに同じと曰へり。
吾人乗馬の技術は實に獨特のものにて世界無比、謂ふも過賞に非ざるべし。
彼等の乗馬の技術は實に獨特のものにて世界無比、謂ふも過賞に非ざるべし。
第三章 住民
八七