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『東洋文庫所蔵』貴重書デジタルアーカイブ

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0125 伊犂紀行 : vol.2
伊犂紀行 : vol.2
伊犂紀行 : vol.2 / 125 ページ(カラー画像)

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doi: 10.20676/00000279
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山野に游牧する種族は其の一小部分たるに過ぎす。
布魯特族は哈薩克の如く肥溝長大の者少なく概して風采揚らす其女子は哈薩克の女子と同じく白布を以て頭部を包むも頭上高く繃ふ糊元を唱へ或は多元を唱へ其説區々帰する所を知らざるもパミール高原に以て汪漫より発生して四方に及ぼしたりと云ひあるものに似たり。
大陸人種分布に就ての管見 大陸人種分布に就ては學設未だ一定に在らす。世界人類の原始に就ては學設未だ一定に在らす。或は一元を唱へ或は多元を唱へ其説區々帰する所を知らざるもパミール高原に以て汪漫より発生して四方に及ぼしたりと云ひあるものに似たり。
七 稱し或は南洋現に在より発生して四方に及ぼしたりと云ひあるものに似たり。子は固より一介の武辯なれば斯學の堂奥を窺ひ知らざるも今次世界の脊梁たる崑崙とヒマラヤ両大山脈を跋渉し親しく各種の人類に触接したるに因り實際の地形と各人種の分布とに考へ左の一説を得たり。記して斯學者に質し切に示数を待つ。

パミール高原に始めて人類の発生せる遺跡の有無は暫く擱き。子は崑崙とヒマラヤ両大山脈を以て蒙古アリャン両大人種の截然たる屏墻なりと思惟する者なり。何となれば崑崙及ヒマラヤ両大山脈の東北面に現住する坎巨魁パアルト、ポ

第三章 住 民

八九