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『東洋文庫所蔵』貴重書デジタルアーカイブ

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0126 伊犂紀行 : vol.2
伊犂紀行 : vol.2
伊犂紀行 : vol.2 / 126 ページ(カラー画像)

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doi: 10.20676/00000279
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OCR読み取り結果

ット西藏族等の如きは脊純然たる蒙古種に屬するもヒマラヤ山脈を南に越ゆれ
ば「カシミ」なる印度の族を見るべし。而して現狀此の如く混血を許さゞる地形に在りては
するものさ慈嶺の西面にはバタクシャン阿富汗族等の皆アリャン種に屬
其西面に番殖し數千年の久しき此高嶺に遮斷せられ相互の交通をなかりしものゝ如
發生當時に於ける太古の狀況を推想するに蒙古種は慈嶺の東面に「アリャン種は
推斷し得べきなり。而して此間兩大人種は各個各別に其發達を遂げ

嶺の東北面なる蒙古種の一部は新疆の和闐附近に數世土着し其後東方に美士
を覓めつゝ黄河揚子江の流域を下りて東に遁壁土着し、人口の繁衍文明の發達を致せ
り。又一部即ち漢族子なり。又一部は東北して大戈壁を過ぎ天山を越えて内外
蒙古一帶の沙漠中に水草を逐ふて遊牧せる者は東風土の關係上依然太古の狀態を
脱する能はざるなり。是を蒙古族と謂ふ。其内向は東地に近き者は九藏人及「アルト」
疑粗族と爲り満族と爲り韓族と爲れり。而して發生地に近き西藏人及「アルト」
「ポット族の如きは古來地形に制せられて遷徙せず故に他種族と混血せずして原

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