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『東洋文庫所蔵』貴重書デジタルアーカイブ

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0148 伊犂紀行 : vol.2
伊犂紀行 : vol.2
伊犂紀行 : vol.2 / 148 ページ(カラー画像)

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doi: 10.20676/00000279
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らるゝは殆んど慣例の如し。又喀喇沙爾斯王の如きも四十歳以上の誇を保らし
者稀なりと云ふ。二十世紀の今日に於て拠へるの如き忠むべき蠻風俗の殊に僧侣
の社會に行はる。有らんとは實に驚默に拠へ多夫を常とせるに非らすや。彼
等と仰き樂園と信ずる西藏國の風儀は如何一婦に非らすや。彼
が議法の王と尊み活佛と敬する達頼喇嘛は世々に足らむに何故か天
等を信じ非ちゲーゲン即ち活佛との行はる。は敢て怪しむものあり。
之へ思へば彼等に惡風非ち活佛と名づくるこ甚し。是れ大喇嘛の指命する
一人の小兒の中にして一般喇嘛教徒の之に歸依することを甚し。さればゲーゲンの欲
する所は之を信徒に要求し、信徒は其要求の是非曲直を論ぜることなく一意其の命に
盲從する一種族なり。

滿人中の御狩猶以て武を練たる索倫人は由來勇武の氣象に富む。男子は老若と無く眠る
れば則ち射入する風あり。爲めに彼等の部落には老若も向ほ且と傳へ逹
つば恐れて侵入することを無し。偶之れ有る時は近所合壁其の部落れより其れへ
に全村擧て各武器を提げて起ち嚴密に搜索して捕拿せすんば止まず。旣に之を

活佛

索倫と人
勇武の
伯人武
情の
風鳴