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『東洋文庫所蔵』貴重書デジタルアーカイブ

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0158 伊犂紀行 : vol.2
伊犂紀行 : vol.2
伊犂紀行 : vol.2 / 158 ページ(カラー画像)

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doi: 10.20676/00000279
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む。此の三葬は別に請負業者に託して執行せしむと云ふ。死者所有の物品は其の一半を寺院に布施し他の一半は賣却して讀経の費に充て、喪服の男女は百日間梳沐せす又美服を着け儀式を擧行すと管窺を祈る。然れども近時此の三つの法式漸く廢れ種々變更式を擧行することなく因り散て玆に聲せす。滿人漢人の非儀服喪儀式は支那本部と異なること無きに因り散て玆に聲せす。

第九節 祝祭禮節

回部の各地方には例年三大祭あり。其の内歳末の祭を最も重しとす。此の祭間或は平日崇信する陵廟に詣で自ら顴頁の皮膚を刺し血を流して神靈を祭る者ある時三週間は男女日中食せず。最も嚴に齋戒して經を誦し禮拜も謹む。其間或は平に至る。

日崇信する陵廟に詣で以て自ら顴頁の皮膚を刺し血を流して神靈を祭る者ある

日没前四日没後五午前悲しく亞刺比亞メッカの方に向ひて禮拜を行ふ即ち一日出前二午後三に至る。又每日五囘の禮拜を行ふ即ち一日出前二午後三に至る。以て讀経叩頭す。以上の者は此の一度に限る。

内日没の時に行ふものを以て最も重しとす。通例人の多くは此の一度に限る。

二八

回部の歳末来