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0179 伊犂紀行 : vol.2
伊犂紀行 : vol.2 / Page 179 (Color Image)

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doi: 10.20676/00000279
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喇嘛教と
母教        の沿革及教義を明にせんには勢ひ其の母教たる密教は如何にして喇嘛教を産みたる
         か又如何にして西藏に入り新疆に来りしかは密教は左の如くに云ふ。
佛教の勃     印度の中何を風靡したるガンヂスの河畔に勃興したる佛教は釋迦在世の時既に盛んにして
興        印度全國を部領し佛徒及國人の追害に遭過し途に佛教の路を開し遂に教徒は難を逃れ四方に散じ始めて波羅門
         教徒に宣播する窃めを唱へたる七百年代に佛教勢力大に恢復せり。後ち釋迦滅後の要求に高附應して教理の
大乗大成     發揮に貢獻獸を唱道し七百年代に龍樹出で大乗教を大成して之れを宣揚し
         て大乗の固執を無相好佛として共に世に崇仰せられたり。
密教の提     後ち龍樹は一方に大乗理を発揚し之れが発揚に及一方には密教となるものを唱道せり。

         佛教の各國に繼播する東北面の三方に向て勉めたり。
南方佛教     後ち南方は錫蘭島編緬甸邏羅及後印度近傍の諸島に懐弧線路を取りしもの是を南方佛教と謂
即ち小乗     ひ南方は各國に傳播するものゝ如し。

第五章 宗教