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『東洋文庫所蔵』貴重書デジタルアーカイブ

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0217 伊犂紀行 : vol.2
伊犂紀行 : vol.2
伊犂紀行 : vol.2 / 217 ページ(カラー画像)

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doi: 10.20676/00000279
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も事蹟今詳かならす。
敎の割據する所と爲れば此等各種族内には多少敎育を施したる者ありしならん
も然れども總に種々の口碑記録に徴し且つ現況を視察し少しく覺知し得べきも
のは回部の敎育なり。盖し回部には古來學校の設置ありて凡そ男子六七歳
に至れば之に入れて敎育を証したり。故に部會の地には大抵一二の學校あらざ
るは無きも其の校舎及維持の方法敎師學科目等を見るに學院の管理
に屬し經費は寄納資本金を以て住民自ら醵出して支辦せしが
如し。而して敎師には同敎費阿渾を學び敎科目は最初大要左の如き主意に成れ
る詩句の誦讀を以て敎育を始む。
慈悲深き神よ願はは汝の奴隷にして苛蘭經文念誦を渇望するムスルマンの
心を覺せよ。此のムスルマンは常に罪過多く裏心切に汝の保護を仰ぐ。
を習はしめ兒を五六年にして業を卒ゆるものとせり。而も女子は一切入學する
然る後マホメットの經文に基き其の誦讀及解釋を以て主として汝の保護で固有の文字
こと無し。
第六章 敎育
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