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『東洋文庫所蔵』貴重書デジタルアーカイブ

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0229 伊犂紀行 : vol.2
伊犂紀行 : vol.2
伊犂紀行 : vol.2 / 229 ページ(カラー画像)

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doi: 10.20676/00000279
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斯くの如く新疆に於ては何れの山河にも多種多量の鑛物を包藏す。若し夫れ經營宜しきを得ば鑛業のみを以てするも尙ほ莫大の利益を收め新疆を以て清國の一大寶庫たらしむるに足らするを。然るに從來官民共に之を採掘するも未だ其の發達を見ざる所以のものは常事者の眼識の低きも其一原因ならんばあらす。故に能く今日まで全く發見したる各鑛山を經營して新式の機器具を用ひて採鑛練を經營せざるべからざるなり。伊犂將軍大に此に見る所ありと吾人の將軍に屬望するもの多し。

四 寶石と石炭類

寶石 古來支那第一の名産として世に聞えたる玉石は天山南路に産出す。即ち和闐と葉爾羌の南なる密爾岱山及所謂阿布河より出つるもの是なり。品質の最も良好なるを子玉と稱し半透明の白色及淡緑色に血色の斑點を有す

一八九

第七章 産業