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0242 伊犂紀行 : vol.2
伊犂紀行 : vol.2 / Page 242 (Color Image)

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doi: 10.20676/00000279
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百年の計は植林に在り天山山脈の西端及葱嶺の諸山は何れも樹木の發育に適
することと上述の如し。而して木材の需用前途益々増加すべきは言を俟たず。
に樹木中從來楊柳のみは庭周路傍河畔等に植ゆる唯一の風あり然て永遠
し何等の手入をも爲さず用あれば濫に之を伐り平野の植樹山間森林の増殖の
の計を忘る、は愚も亦極まれりと謂ふべし。宜しく目前の利のみに奔りて
必要は獨り用材の發達を圖るのみに非らず實に水源涵養の必要とす。
新疆人は今日に於て宿來の姑息的習俗を改めて異時を贍をむんば山野の
森林は廢に至らん。政府も亦宜しく植林の區域のみ増加して樹木を養成すべきなり。
らざるに荒野を改良發達を圖るには先づ學校を起し技師を勵ます同時に栽樹
植林事業の改良發達を圖るには先づ學校を起し技師を勵ます同時に栽樹
試驗場を各地に設け営み地味に適する樹木を擇び以て大に苗木を栽培播殖せし
之を地方人民に分與して所在の土地に植し而して其の栽培法を實地に敎授
するに在りとす。

一〇二一