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『東洋文庫所蔵』貴重書デジタルアーカイブ

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0250 伊犂紀行 : vol.2
伊犂紀行 : vol.2
伊犂紀行 : vol.2 / 250 ページ(カラー画像)

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doi: 10.20676/00000279
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二一〇

軽駿なりと。又駝革一張銀二兩以上駝骨も亦箸肩骨等を逃るべく腋中腿骨を好
します。

駝駝の性行は以上逃べたる如く強健なるものなり。故に古来清國の西域に出
兵する毎に輜運の大部分を駝運に依る。近くは左宗棠の回匪を征せし時糧食被
服武器の輸逓し得べく新疆蒙古を合すれば優に十萬頭を得べしと云ふ。亦盛な
五千頭の毎に徴發し得べく新疆蒙古故の方を詳記せしものは我邦人にして邦本蒙古故の方に比
らすや。

駱駝の部に於て比較的駱駝の項を詳記せしものは我邦人にして邦本蒙古故の方に比
し以上家畜の籠篭を知るものなるには貸物の運搬に頼らざるべからず游牧民より組
に貿易を試みんとする生命なり財産なり新疆の一大物産なり游牧民が放智
抑なる蕃族の統治する者は之を重視して之が改良殖を圖らざるべからす豊無
織せる新疆の爲に放任して可ならんや院に官設の馬廠羊廠ありを聞
盲味なる蕃族の爲に慣然往昔の狀態を脱する能は寺宜しく模範牧場を