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『東洋文庫所蔵』貴重書デジタルアーカイブ

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0271 伊犂紀行 : vol.2
伊犂紀行 : vol.2
伊犂紀行 : vol.2 / 271 ページ(カラー画像)

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doi: 10.20676/00000279
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るには依然幾何天庚を以て算するが故に之を知らざるべからす。而して其計算は八個天庚を以て銀兩と爲すに因り壹天庚は銀壹錢二分五里又は紅錢二十五文とす。



新疆は往昔屢々戰亂ありし爲め鎖國の時代なきに非ざりしも夙に亞細亞巴密爾印度西藏人等との交通貿易行はれたることは衰頽したるが平定の後清延も最後の同亂の爲の人民は流離渙散し交通貿易殆んど廢し。民を招來し更に地方側度を改め交通貿易の自由をも許せしよりも一新紀元を開き邦來商貿易は支那内地零領中亞細亞巴密爾印度克什米爾西藏人との間に於て行はれ其の貿易市場南路に於ては略什喀爾葉爾羌北路に在ては伊犂最も隆盛なり前路に輸入する商品に對しては先づ市場に於て其の價格を定むるを要す。故に所謂標準價格なれば之れに依て賣買貿易を行ひ而も牙商の物貨價格各地より前路に進べし如き一の牙商と稱する者を設けて評價せしむる定むる價格は所謂標準價格なれば之れに依て賣買貿易を行ひ而も牙商の物貨價格

三三七

第七章 産業