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『東洋文庫所蔵』貴重書デジタルアーカイブ

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0273 伊犂紀行 : vol.2
伊犂紀行 : vol.2
伊犂紀行 : vol.2 / 273 ページ(カラー画像)

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doi: 10.20676/00000279
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經頭回哈薩克は多く露貨を用ひ蒙古族漢回漢満人は槪して天津よりの貨物を
需用するの傾向あり。

伊犂の輸
出入額

每年伊犂のみに輸入する露貨即ち反物雜貨は其總價格四百萬圓内外に上り又
毎年伊犂國に輸出する物貨に羊毛四百萬斤羊二十萬頭牛馬各一二萬頭其他茶
〔茶等其の價額赤少なり〕

落什噶爾
の輸出入


每年落什噶爾より露國に輸出する露貨〔は約百五十萬圓〔兩〕〔戰〕前に達せしにして大宗とし其の價格約〔二百五十〕として
又落什噶爾より露國よりの入貨は日露戰爭前に比すれば約四割方減少せりと云ふ。統計なき
萬圓を下らすと云ふ。

露國より
の入貨額

露國よりの入貨は大約八百萬圓位なるべし。

印度より
の入貨額

印度よりの入貨は多能はざるも全省の入貨額は大約八百萬圓位なるべし。

我國品の
歡迎

マラヤ崑崙の高嶺を踰越往復しつゝ在りと云ふ。以て輸出入品集散の一班を推
知するに足る。
一般住民は日本の物貨を歡迎すること甚だしく天津入貨の良品を見れば直に

三三九

第七章 産 業