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『東洋文庫所蔵』貴重書デジタルアーカイブ

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0312 伊犂紀行 : vol.2
伊犂紀行 : vol.2
伊犂紀行 : vol.2 / 312 ページ(カラー画像)

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doi: 10.20676/00000279
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ル連發銃同單發銃英製口裝旋條爆管打銃露製滑筒クレムチヱ銃等其他種々あ
りて恰も歐洲各國の舊式銃を取集めたるの觀を呈す。故に彈藥の補給甚だ困難
にして一銃に付多くも百發に過ざれば平常射撃演習の如きは彈藥を給えて擧行すべ
くもあらす。甚しきは廢銃同樣のものを用ゆべき彈藥なきものに至る。要
するに良銃は寡少にして營に見たるは鳥魯木齊の標準隊のみ。其他は一般に練兵少なく
沿途軍隊の操練を見たるものゝ如何に同隊以下の武官を集めて步兵操典の講義を爲しつゝ
在るを見る面して其の教授は保定速成學官の最近卒業生なりと。目下伊犂將軍
は武備學堂を設立つゝ在り。又同隊には前記の如く武器教育亦此の如しとせば
武官も兵卒も前記の勉め淸帝國の勵意せざるんと欲するも得べからざるなり。新疆における幸に當路者亦
は質に着眼する所あり銳意軍隊の改善に勉めつゝ在れば將來大に觀るべきものあ
此に進步の遲々たるを恨むのみ。らん只其