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『東洋文庫所蔵』貴重書デジタルアーカイブ

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0328 伊犂紀行 : vol.2
伊犂紀行 : vol.2
伊犂紀行 : vol.2 / 328 ページ(カラー画像)

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doi: 10.20676/00000279
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二六四

地誌之部

しむ。會浩罕の使者三名の到る有りて新に通商の事を議せんとす。長齡其の二使を還へし一使を留めて調査を献じ且つ我兵の廓と爲りし者を回へすを命せり十月に至つて衙門に顧る。長齡熟思ふ余略什嗚爾伊察房は釋還すべし湖査を経典になき所なり衙門に顧る。長齡熟思ふ余略什嗚爾の三路鎮び進み一浩罕を掃蕩せんとするは難きに非らす。然れども浩罕布魯特の間に従ひ請を許し和約締ひて通商售の守備に堅うす。即ち略爾兵三千鎮を葉爾羌に移し成兵を増して各城の險阻あり師を勞するに値せんぬ。

清又浩齡麟の建議に依り喀什嗚爾の軍鎮を葉爾羌に移し成兵を増して各城克瑪喇吐を擊じて葉巴什に各一千五百略以上の兵六千巴爾地方へ特に壁昌を更治稽整ひ浩罕亦利を重じ湖査の監守を嚴にして道光二十七年許四入形勢一新し七に至るまで無事に經過したり。