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『東洋文庫所蔵』貴重書デジタルアーカイブ

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0347 伊犂紀行 : vol.2
伊犂紀行 : vol.2
伊犂紀行 : vol.2 / 347 ページ(カラー画像)

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doi: 10.20676/00000279
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塔思干セミバラチンスクは新疆に入るの二大關門にして其間を連絡する大路
は新疆の省境と始まり幾多の支道を分岐して新疆と交通するを得べく
進んで省内に於ける露國の交通機關の設備を觀るに寄遠域㈣㈱より西方國境
に通する一條の電信線を有し同城内に自國の電信局郵信局の設け有り殊に其線は國境
路には遞傳哨を配置し在り。塔爾巴哈臺にも電信局を設け有りて其二地
に及べり。獨り烏魯木齊には未だ電信局を有せざるも塔爾巴哈臺及伊犂の二地
へは毎週一回四輪馬車を往復せしめて相互の通信に供す。略什噶爾にも亦郵便
局を置きて騎馬の遞送夫を國境まで往還せしむ。

第四節 清國の對露施設

新疆に於ける露國の勢力が着々地歩を占むるに反し其主權を握れる清國の施
設は露國に對し三舍を遜くるの形勢に在り。鐵道は僅に河南に通ずるに過ぎず
西安以西蘭州蕭州等を經て新疆に到る所謂伊犂鐵道の布設は尙は前途遼遠なり

第十三章 新疆に於ける露人の現狀

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