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『東洋文庫所蔵』貴重書デジタルアーカイブ

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0214 Études sur l'Art Bouddhique de l'Inde : vol.1
仏教美術研究 : vol.1
Études sur l'Art Bouddhique de l'Inde : vol.1 / 214 ページ(白黒高解像度画像)

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doi: 10.20676/00000287
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終りに當つて此の講演で得た主な結論を概括しておかう。第一に、佛敎古
代派の作品について語る時には、幸にして中印度で發見された、幾許かの石
彫の證憑片をいふに過ぎないので、乙等が、此の程美術存在の論據となる唯一
の證憑断片なのである。
 第二に、何れの佛敎美術研究者も、古代彫刻家が、嘗て佛陀の姿を現はさ
すに、其の說話を示す工夫をしてゐる事を確めて、最初から全く意外とする
所であつて、乙を立證する事も不可能であつたと思ふ。
 たなら、此の不思義な不自然の點について、その理由を佛敎美術の歷史前、
或は云はゞ其の胎生中に求めて、始めて之を了解し得る。而して出來るだけ
過去に溯つて見て、この美術初頭の製作品は、紀元前五世紀の巡拜者に實つ
てるた小記念品であつたと考へるに至つたので、之は、世尊の降誕、成道、初

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