国立情報学研究所 - ディジタル・シルクロード・プロジェクト
『東洋文庫所蔵』貴重書デジタルアーカイブ

> > > >
カラー New!IIIFカラー高解像度 白黒高解像度 PDF   日本語 English
0236 Études sur l'Art Bouddhique de l'Inde : vol.1
仏教美術研究 : vol.1
Études sur l'Art Bouddhique de l'Inde : vol.1 / 236 ページ(白黒高解像度画像)

New!引用情報

doi: 10.20676/00000287
引用形式選択: Chicago | APA | Harvard | IEEE

OCR読み取り結果

へまいが、幸に之を知るに一層優れた出版物がある。
それは逸見梅葉君が、佛陀伽耶の古い玉垣の美事な寫眞を印度から招來し、之に説明的標題を附し、高阿梅、小野田雨教授の序文を添へて出版されたものである。恰もこの圖版は、バルハトの圓形彫刻を之に加へ、サーンチーの第二塔の玉垣と、その第一塔の門との間の過渡を示すものである。即ち、一方で、多くの柱で、簡單な題材が蓮花の中に牛ばおさめられてゐる。從つて、最も古代的な様相を示してゐるが、他方で、已に佛教的場面をも試みして、其の題材は、已に所んど全く、特に遙かに進歩的になつてゐるのである。其の結果観ひ所法も手法も遙かに進歩してゐるが、面として、全體として居り、之等の古い玉垣を一括して考へ、其の各部は、假令皆同一人の手に成つたとしないまでも、同一工作場で出來たとするのは、極めて有勝ちな試みではあるが、最初にその不可なる事を注意しておかねばならぬ。柱の中で、特に入口の隅になつてゐるものは、遙かに鑑型に依つて、後代に手を入れたものであり、又全然取替へたものすら存する。佛陀伽耶に於ける塔の嘗

— 37 —