National Institute of Informatics - Digital Silk Road Project
Digital Archive of Toyo Bunko Rare Books

> > > >
Color New!IIIF Color HighRes Gray HighRes PDF   Japanese English
0158 Études sur l'Art Bouddhique de l'Inde : vol.1
Études sur l'Art Bouddhique de l'Inde : vol.1 / Page 158 (Color Image)

New!Citation Information

doi: 10.20676/00000287
Citation Format: Chicago | APA | Harvard | IEEE

OCR Text

はしてゐる板彫もあり、―供養の鉢を捧けてゐるものや、或は猿や象の供養
など、―又、可成りの出来である佛像の頭もあり、其の眼は瞼を閉ちる様に
して内側を見てゐる様になつてゐるものを得たのである。
 往時、カンボヂアには、アヴロ―キテーシヴァラ Avalokitesvara 若くは、ロ―
ケーシヴァラ Lokesvara の崇拜のあつた事は、今日の慈悲の化身であつて日本の觀音の原型たる
此の等薩の崇拜の證據で、遺跡自身が、此の重要な事を示す間接の證據を
が、之等離れ離れの證據で、之に關しては、フィネ Fine 及びゴルビー Golubew 両氏
爲すに至つたのである。聖殿について、最近頗る巧妙な研究を發表され
が、ネアクペアン Neak Pean 極東フランス學院報 第二十三巻(一九二三年、
たのを讀むべきである。泉水の中央に、蓮形の土臺のある小祠があるが、今日
四〇一―四〇五頁。其の中にはリンガ linga を置いた様ではあ
では菩提樹に覆はれてゐる。昔、其の破風を見ても知れる様に、
るが、之は一の佛堂であつて、他の四個の泉水に
見える所に、釋迦牟尼の宗敎的使命の場面を現はしてゐる。樹の根の間に

— 99 —