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『東洋文庫所蔵』貴重書デジタルアーカイブ

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0196 Études sur l'Art Bouddhique de l'Inde : vol.1
仏教美術研究 : vol.1
Études sur l'Art Bouddhique de l'Inde : vol.1 / 196 ページ(カラー画像)

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doi: 10.20676/00000287
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朝の柱頭も、ギリシア風の柱も、ササニド朝の飾すら、その單調を
破るものがないのを見れば、他に何とも云ひ樣もない と思ふ。然し、其全景
は、往時像も及ばぬ程に住民のあつた事は疑はれないので、粘土の古城壁が氣候
の爲に想像も及ばぬ程に住民のあつた事は疑はれないので、粘土の古城壁が氣候
降らす、其周圍と共に内側の土地は、到處の盧塚の凸凹があり、從つて、歴史
に關係のある事は考へられるが、僅値のない永續しない材料で造したもので、
其結果已に斷形もなく塡の如く、今日まで何處にも石造の建物を見た
査中で最も重大な點を除いては、全然石材がないに至つては遺憾の至で
事はなく、回教徒の墓地を除いては、全然石材がないに至つては遺憾の至で
ある。かくて、今日も殆ほ意情を以て知られてゐる住民が、南方三里にある
ヒンヅクーシュの石灰石層中に石を求められた事が嘗てなかつたか怪しむに足
るのである。然し、要するにそれは住民の勝手であると片附けて了ふ事は出
来ない。住民は石材の建物を造らなかつたにしても、生煉瓦と木材とを用ひ
て家を造つた爲に、バクトリアのあらゆる建物は崩壊に歸したのである。

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