国立情報学研究所 - ディジタル・シルクロード・プロジェクト
『東洋文庫所蔵』貴重書デジタルアーカイブ

> > > >
カラー New!IIIFカラー高解像度 白黒高解像度 PDF   日本語 English
0212 Études sur l'Art Bouddhique de l'Inde : vol.1
仏教美術研究 : vol.1
Études sur l'Art Bouddhique de l'Inde : vol.1 / 212 ページ(カラー画像)

New!引用情報

doi: 10.20676/00000287
引用形式選択: Chicago | APA | Harvard | IEEE

OCR読み取り結果

之が作家を苦しめ、鬼も角、傳記を現はすのにその中心人物が缺けてるるので、
終に第七には、何時迄でもはるない。二方面の派成を試みたのである。一は、世尊の生涯に屬するもの、他傍ら、その滅後に屬するもの、一方には、阿育王時に至るまで、分骨の如きに伴ふ事情を示し生るものがあり、斯く、世尊の生涯中に從つたもの、本てるものがある。
印度の最古代派について云ひ得る所は、現在では斯の如きものであると思ふ。而して之に關する出版も不充分な事とで、印度以外には從つて知られる事が少いて爲に、特に此の點を廣く考へたのであるが、この事情は、健陀羅派や、更に降つて、中世印度諸派に於ては、幸にして同樣ではない。次に之を簡單に述べておかう。
第八として前に繼いて云へば、世尊の像を寫さないのを以て特徴とする古代派八に對して、健陀羅派には、其の製作の根本特徴に、佛陀の印度ギリシァ風な像がある。同時に、其題材に於て、世尊の生涯を寫してる佛話の場面

— 55 —