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『東洋文庫所蔵』貴重書デジタルアーカイブ

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0264 Études sur l'Art Bouddhique de l'Inde : vol.1
仏教美術研究 : vol.1
Études sur l'Art Bouddhique de l'Inde : vol.1 / 264 ページ(カラー画像)

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doi: 10.20676/00000287
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OCR読み取り結果

美術の形態の變遷にも同樣に現はれて居るのを見る事になるのである。眞に
科學的な方法で、印度美術發達の跡を溯る爲には、凡ての自然科學に於ける
が如く、極めて質實に、我々の得てゐる材料を分類し、之に解明を試みて其
の年代順に整へて行く事になる。卽ち、その材料の示す所は、之を見てあらゆ
る公平な看者を信服せしむるに足る程、明かなものがあると思ふ。從つてゆかうとするものであつて、

一 起 源

こゝに於て、思ひ切つて先づ二千四百餘年の昔、恒河流域の北方で、佛陀
の沙羅樹下入涅槃の時代に溯つて考へて見よう。そこで、世尊入涅槃直後の出
來事を語る必要があるが、之を諸君に說く爲ではない。世尊入滅の瞬間に忽ち
四方に傳はつて、遠隣の諸王が七人まで、鉾を手にして事業なき者を得て、共同分割
來つて遺骨の分配を求めた程王であつたが、幸にして事業なき者を得て、共同分割
に奥つた八王が、各印度の習俗に傚つて牛球狀の遺骨塔を建立したのである。

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