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『東洋文庫所蔵』貴重書デジタルアーカイブ

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0266 Études sur l'Art Bouddhique de l'Inde : vol.1
仏教美術研究 : vol.1
Études sur l'Art Bouddhique de l'Inde : vol.1 / 266 ページ(カラー画像)

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doi: 10.20676/00000287
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印度佛教美術の發達

  ― 圖像學研究的試稿 ―

日本に来て、印度學者は、印度研究が顧る行互つてるのを感ずるのであ
る。唯、此の國には色々の由来と結んで、極東佛教美術の名作が集つてる
のを見るのみではなく、何處に行つても、此國程印度佛教美術の嗜好家鑑
家に出會ふ事はないのである。今日まで、日本人は、其の寺院や博物館に
藏せられた稀なる印度古代の美術の跡を迎り、其の大樹の根を正しく抑へ
て、之に依つて、正に誇りとする佛教美術の過去に、出来るだけ溯つて見
る事が、何時でも出来るのである。

こゝで試みようとする所は、文獻と遺物とで、今日知られてゐる事實に就
いて忠實に叙述するにある。種々なる理論は一先づ別に思ふ。元来佛教で
は、外界の非常住、非實在の觀念から、内面的信仰を尊重する。

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