国立情報学研究所 - ディジタル・シルクロード・プロジェクト
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Le Coq, Albert von (アルベルト・フォン・ル・コック) | |
1860 | |
1930 | |
ドイツ・ベルリン | |
東洋学 | |
ドイツの探検家、東洋学者。裕福な葡萄酒商人の家に生まれる。英・米留学中に医学等を学んだのち、27歳でドイツへ戻り家業を手伝っていたが、40歳のときベルリンに移りオリエント諸国語の学習を始め、42歳(1900)でベルリン民族学博物館の無給研究員となった。1904年以降はグリュンヴェーデルが指揮する中央アジア探検隊に加わり、第2次と第4次は隊長を務めた。アラビア、トルコ、ペルシア諸国語に通じ、写本類のうちトルコ語文書の解読にも従事し、計4次のドイツ・トゥルファン探検によってもたらされた厖大な資料の整理と、それらを収めた豪華な図録の出版に尽力した。とくに『中央アジアの仏教古代後期』全7巻は、第1次大戦後のインフレ時代に、探険で得たコレクションを少しずつ売却して出版にこぎつけたといわれる大著。1925年以降はベルリン民俗学博物館館長として学術的展示や図録制作に努めた。 | |
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