ペトル クーチミッピ・コズロフ
Petr Kuzimich Kozlov
(1863-1935)
ロシア
コズロフはロシアの探検家、考古学者です。 彼は家畜の仲買商の家に生まれ、少年時代から父の仕事を手伝い、牛馬を追う生活をしていました。コズロフは小学校を優秀な成績で卒業しましたが、家計のために上級学校を断念し、スモレンスク県スロボーダ村にある酒造工場に就職しました。酒造工場では仕事の合間によく旅行記を読み、特にロシアの探検家プルジェワルスキーの探検記をに読みふけっていました。そんな時、3回の探検を終えたプロジェワルスキーが、探検記を書くためにコズロフの居る村までやってきました。そこでコズロフはプロジェワルスキーに出会います。コズロフの探検への情熱が認められ、プルジェワルスキーはわが子のように指導し、学校にも通わせました。そして1883年、コズロフは第4回中央アジア探検に助手として参加することになりました。その後コズロフは探検についての技術をマスターしていきました。1888年、カラ・コル探検中にプルジェワルスキーは亡くなってしまいますが、亡き後も、地理学協会の探検活動の中心的人物としてかずかずの発見を重ねました。