天壇北部に位置する。明の永楽18年(1420)に建てられ、元の名を「大祀殿」といった。嘉靖24年(1545)に改築され、「大享殿」と名付けられた。清の乾隆16年(1751)に今の名に改められた。光緒15年(1889)に落雷によって焼け落ち、翌年再建されている。現存する祈年殿は、1970年に重修されたものである。現在は東西に九間の配殿がある。もとはさらにそれぞれ七間の後殿があったが、乾隆15年(1750)に壊された。
天壇 祈年殿 過去 | 天壇 祈年殿 現在 |
エルンスト・ベーシュマン『中国の建築と風土』に収められた祈年殿の写真。写真に写っている祈年殿は光緒15年に再建されたもので、現在の建物とは異なる。 | 天壇公園、祈年殿の現在の様子。1970年重建のもの。2008年2月22日撮影 |
http://dsr.nii.ac.jp/toyobunko/III-2-B-233/V-1/page/0035.html.ja |