現在の東城区国子監街に位置する。元・明・清三代の国家最高学府である。元の大徳十年(1306)に建てられ、明初に北平郡学に改められたが、永楽二年(1404)に再び国子監とされた。建築は南向きで、中軸線上に集賢門(正門)・太学門(二門)・辟雍・彝倫堂・敬一亭などが分布している。辟雍は国子監の中心建築で、北側の彝倫堂とともに院落を形成する。彝倫堂の後ろにある敬一亭は、国子監祭酒(学長)の執務室である。現在は首都図書館となっている。
国子監 過去 | 国子監 現在 |
小島鷺麿著『北清大観』におさめられた国子監の写真。1909年出版。 | 国子監の現在の様子。2008年2月14日撮影。 |
http://dsr.nii.ac.jp/toyobunko/III-2-C-a-145/V-1/page/0165.html.ja |