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古観象台

現在の東城区建国門立体交差橋の西南に位置する。明の正統七年(1442)年に建てられた煉瓦造りの高台建築。台上には銅製の大型天文器具が据え付けられ、台の下には紫微殿などの附属建築群がある。明清二代における天文観測はこの観象台を中心に行われたため、明清観象台とも言われる。もとは明代の天文観測器具が置かれていたが、現在は南京の紫禁山天文台と南京博物館に移されている。観象台には現在、赤道経緯儀・天体儀・象限儀など八基の天文観測器具がおかれているが、すべて清初に製造されたものである。

古観象台 過去 古観象台 現在
アルフォンス・フォン・ムンム『写真で綴る日記』におさめられた古観象台の写真。1902年出版。 古観象台の現在の様子。2008年2月14日撮影。
http://dsr.nii.ac.jp/toyobunko/La-161/V-1/page/0069.html.ja