古都北京デジタルマップ

変わりゆく北京の250年間を地図と写真で再現します。
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現在の写真『乾隆京城全図』の古地図画像

景山公園

現在の西城区、故宮の神武門の向かいにある。元代には大都城内にある土山にすぎなかったが、明の永楽十四年(1416)、宮殿を建築するために、元代の宮城を取り壊し、紫禁城の護城河を掘った時に出た残土を積み上げて造り、万歳山と名付けた。山の下には石炭が埋蔵されているともいい、「煤山」という俗称もある。崇禎十七年(1644)、李自成の軍が北京に攻め入り、崇禎帝は宮城から逃げ出し、煤山で自死した。清の順治十二年(1655)、名を景山と改めた。景山には五つの山があり、それぞれの頂に亭が建てられている。現在は景山公園となっている。

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