■サー・オーレル・スタイン
スタインはイギリスの探検家でもあり、考古学・言語学者です。ハンガリーに生まれ、ウィーンおよびチューリンゲンの大学に学んだ後に英国に留学し、オックスフォード大学で考古学を学びました。1900年の中央アジア探険を初めとして、合計4回中央アジア探検におもむき、シルクロードの南道の遺跡を調査しました。ダンダン・ウィリク遺跡、ニヤ遺跡、楼蘭遺跡など多くの遺跡を発掘し、次々に遺物を発見しました。それら多くの調査結果は、報告書によって残されています。1904年にスタインはイギリス国籍を取得します。1907年と1914年には中国の敦煌で得た多量の古い経典や書画をイギリスに持ち帰り、その業績は国内において高く評価されました。