遷画~シルクロード



ワークショップ

ワークショップのすすめ

「遷画~シルクロード」はワークショップや展示での活用を進めています。文化の変遷や多様性に自ら気づくというコンセプトのもとに生まれた「遷画」は、歴史や美術の専門的知識をもたなくても楽しめるデータベースを作り出すことを目的とします。「遷画」を体験することで、仏教美術を中心とした歴史・美術資料に多くの人が親しむことができるだけでなく、インターネット上での新しい参加型アーカイブの可能性を感じることができるという効果も期待できます。概要をまとめたチラシもご覧下さい。

遷画の特徴 ~ほとけの道をみんなとたどる~ 3つの擬似体験

シルクロードの地域ごとに仏像の顔などの遺物の画像が表示されるので、選択や絞り込みを活用しながら、お気に入りの場所やお気に入りの画像をじっくりと観察する。 → シルクロード探検隊のように、自分の意思に基づき、遺物をさがし、見つけていく。

形や色など、自らのインスピレーションに基づいて画像を収集(コレクション)する。 → 考古学者や美術史研究者のように、様式や文様の変遷を分類し、型式化を行う。

画像の一連のつながりにタイトルをつけスライドショーとして表現(エキジビション)する。 → 学芸員のように、コンセプトに沿って作品のストーリーを考え、展示公開する

人々が疑似体験の機会を持つことに対する利点

文化財(画像)そのものを知るだけではなく、それにまつわる研究者や学芸員一連の作業を、「遷画」では一般の人々(専門的知識を持たない人々)が疑似体験できます。それには以下の利点があります。

  • 1. ひとつひとつの作品をじっくりと観察する機会を与えることができる。
  • 2. 展示という大きなストーリーの面白さを理解してもらえる。
  • 3. ミュージアムの理念や活動そのものついて理解してもらえる。

プレゼンテーションの見地からみた展示上の利点

  • 1. すべてのスライドショーは、PCモニターの壁紙としてのダウンロードや、ポストカードとしての印刷ができ、お土産として持ち帰りが可能(フィードバック)。
  • 2. 成果であるスライドショー作品は、ウェブサイト上でいつでも再現することができる(再現性)。

動画

写真

遷画を使ってツアーを作り、その結果を絵はがきとして印刷して持ち帰るワークショップを開催しています。過去のイベントについてはDSRアウトリーチなどにまとめています。

日本科学未来館 2009/3/20~21

ワークショップコレクション 2010/2/27~28

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