スタインが1931~36年にかけて、西北インドと南東イランにおいて行った考古学的調査の報告書。スタインはこれに先立って1926~27年と、1927~28年に、ブリティッシュ・バルチスターンやマクラーン、さらには隣接する南イランにかけて広く分布する先史の遺跡を調査しており、それを引き継ぐ形で行った調査についてまとめたもの。アレクサンダー大王のインド遠征に関する地形学的調査、玄奘が記した「The Salt Range」の遺跡調査などからなり、南イランと北パンジャーブから出土した陶片に関する付篇を収める。 [もっと詳しく..]